この番組を見た方も多かったのではないかと思いますが、色々と大切なことを私たちに教えてくれているように感じましたので、今回は、これを取り上げてみたいと思います。
SSRIは従来の抗うつ剤よりも副作用が少なく、また、効果もあるということで、最近は病院でも良く処方される薬とのことです。
しかし、この薬の副作用で必要以上に元気が出てしまい、凶暴な事件を引き起こす例が増えているとのことでした。
10年位前にアメリカで起きた、コロンバイン高校無差別乱射事件の犯人の中の1人も、このSSRIを飲んでいたとのことです。
また、この番組の中で出演されていましたが、コンビニ強盗を起こしてしまった若い女性もいるとのことでした。
この番組の中では触れていませんでしたが、最近の日本において自殺者数が増えている背景にも抗うつ剤の副作用が考えられるという情報があります。つまり、抗うつ剤によって元気が出るのは良いのですが、これがマイナスの方向に働いてしまうと、殺人や自殺といったことが起こりやすくなってしまうのだと思います。
なお、この番組の中で特に貴重な情報だと思ったのは、イギリスの精神療法の取り組みについてでした。
イギリスでは、すでに抗うつ剤の副作用や、その効果の限界に気付き、うつ病などに対して精神療法で対応しようとする動きが出ているとのことでした。
かつて戦前の日本では森田療法などの精神療法が、今よりはるかに多く行われていたのですが、戦後、アメリカの影響を受けて薬物療法の方向に流れが向いていますが、これからは、イギリスの姿勢を見習い、薬物療法一辺倒の対応から、精神療法も取り入れる形に進んでいってもらえれば、うつや神経症に悩んでいる人を、より多く救うことが出来るのではないかと感じました。
今は、本来、薬を飲まなくても治していける神経症の人の場合でも、精神科で処方された薬を飲み続けているという例が増えているように思います。
これは病院や製薬会社にとっては非常に都合の良い流れですが、実際に悩んでいる患者の立場に立てば、かつての排気ガスの公害のように、とんだ被害を受けているということになるのだと思います。
ですから、新聞やラジオ、週刊誌といったマスコミでも、この辺のことを取り上げてくれると良いのではないかと感じました。
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